2015-06-18

PowerShellでExcelを操作する - 罫線の操作編 -

PowerShellでは、Excelファイル(エクセル 拡張子xls、xlsx、xlsm等)を操作することもできます。

Excelファイルは、Officeソフトの中でも特に使用頻度が高く、業務で毎日使用しているという人も少なくないと思います。

そんな毎日使用するものだからこそ、定型業務をPowerShellで自動化していきましょう!!



Excel操作 9回目の今回は「PowerShellでExcelを操作する - 罫線の操作編 -」です。

前回は「下線」でしたが、今回は「罫線」です。
⇒ 前回の記事はこちら 【PowerShellでExcelを操作する - 下線の操作編 -


<前準備>

・C:\TESTフォルダ内に、AAA.xlsxのExcelファイルを作成しておいてください。
 AAA.xlsxの内容は空のままでOKです。



それでは早速、例文を記述していきます。



---------ここから-------------------------------------------------------------------------------------

# Excel操作 罫線の操作編


# Excelを操作する為の宣言
$excel = New-Object -ComObject Excel.Application

# 可視化しない
$excel.Visible = $false

# 既存のワークブックを開く場合
$book = $excel.Workbooks.Open("C:\TEST\AAA.xlsx")

# ワークシートを番号で指定し、接続する
$sheet = $excel.Worksheets.Item(1)

# 指定したセルに文字列を入力
$sheet.Cells.Item(2,3) = "PowerShellで作成"

# 罫線を使用する前の宣言 (罫線の種類)
$LineStyle = "microsoft.office.interop.excel.xlLineStyle" -as [type]

# 罫線の種類を指定
$sheet.cells.item(2,3).borders.LineStyle = $LineStyle::xlDashDotDot

# 罫線を使用する前の宣言 (罫線の太さ)
$Weight = "microsoft.office.interop.excel.xlBorderWeight" -as [type]

# 罫線の太さを指定
$sheet.cells.item(2,3).borders.Weight = $Weight::xlMedium

# 列幅を自動調整する
$range = $sheet.usedRange
$range.EntireColumn.AutoFit() | out-null

# 上書き保存
$Book.Save()

# Excelを閉じる
$excel.Quit()

# プロセスを解放する
$excel = $null
[GC]::Collect()

---------ここまで-------------------------------------------------------------------------------------

上記内容をコピーし、PowerShell ISEに貼り付けて、実行してみてください。

処理完了後、C:\TESTフォルダ内のAAA.xlsxを開くと、画像のように入力されると思います。


セルC2に罫線が適用されています。


それでは1行ずつ解説していきます。
(コマンドが記述してある部分だけを数えて1行目、2行目…としています)


<解説>

◆1行目~5行目
$excel = New-Object -ComObject Excel.Application
$excel.Visible = $false
$book = $excel.Workbooks.Open("C:\TEST\AAA.xlsx")
$sheet = $excel.Worksheets.Item(1)
$sheet.Cells.Item(2,3) = "PowerShellで作成"

この5行についてはもはやお馴染みですね。
内容がわからない場合は【PowerShellでExcelを操作する - 基礎編 -】をご覧ください。


◆6行目
$LineStyle = "microsoft.office.interop.excel.xlLineStyle" -as [type]

6行目では、Microsoft.Office.Interop.Excel クラスのxllineStyle 列挙型というものを使用します。
この宣言は「LineStyle」つまり罫線の種類を選択しますよと宣言しています。


◆7行目
$sheet.cells.item(2,3).borders.LineStyle = $LineStyle::xlDashDotDot

7行目では、罫線の種類を「DashDotDot」に指定しています。
指定できる罫線の種類は次の7種類です。

 <罫線の種類>
   xlContinuous     実線
   xlDashDot      一点鎖線
   xlDashDotDot    二点鎖線
   xlDouble       二重線
   xlSlantDashDot    斜線
   xlDash        破線
   xlLineStyleNone   線なし



◆8行目
$Weight = "microsoft.office.interop.excel.xlBorderWeight" -as [type]

8行目では6行目と同様に、罫線の太さを選択できるようにする為、 xlBorderWeight 列挙型の使用を宣言しています。


◆9行目
$sheet.cells.item(2,3).borders.Weight = $Weight::xlMedium

9行目では、罫線の太さを「Medium」に指定しています。
指定できる罫線の太さは次の4種類です。

 <罫線の太さ>
   xlHairline    極細
   xlThin         細
   xlMedium    中
   xlThick        太


            ※極細と細の見分けがつきにくいので、画像を大きめにしています。


◆10行目・11行目
$range = $sheet.usedRange
$range.EntireColumn.AutoFit()

10行目・11行目はオマケでつけました。
この2行は、シート内で使用されている列の列幅を自動調整しています。

過去記事でも取り上げましたが、行はRow、列はColumnです。
⇒過去の記事はこちら 【PowerShellでExcelを操作する - 行・列の操作編 -


◆12行目~15行目
$book.Save()
$excel.Quit()
$excel = $null
[GC]::Collect()

この4行については割愛させていただきます。
内容がわからない場合は【PowerShellでExcelを操作する - 基礎編 -】をご覧ください。


解説は以上です。


今回ご紹介した内容の使いどころとしては、ブックAからブックBへデータをコピーしたした際、ブックBで表形式にしたい場合などに有効かと思います。

以前紹介しましたブック間のコピーと組み合わせて使用すると、より作業効率が向上するのではないかと思います。
⇒過去の記事はこちら 【PowerShellでExcelを操作する - ブック間のコピー編 -


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2 件のコメント:

  1. いつもありがとうございます。
    私の環境(windws10/Office2016)ですと、border.LineStyleでエラーと
    なります。borders.LineStyle で回避しました。
    border.Weightも同じです。

    返信削除
    返信
    1. 匿名様

      ご指摘、ありがとうございました。
      仰る通り、「borders」とするのが正となります。

      早速、記事の修正を行いました。

      削除

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